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筋膜リリースで使われる「グリッドフォームローラー」。
「グリッドフォームローラー」とは、セルフマッサージアイテムです。
パフォーマンスアップの為に、最近ではプロのスポーツ選手も活用するほどだそうです。
「グリッドフォームローラー」のはどのように使うのでしょうか?
今回は、「グリッドフォームローラー」について説明していきます。
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そもそも、筋膜リリースとは
筋膜とは筋肉を覆っている膜で、全身に張り巡らされています。
そして、筋膜リリースとは、
固くなってしまった筋膜、ねじれてしまった筋膜を解きほぐす
というものです。
リリースの言葉の意味として「制限を解除する」「解きほぐす」になります。
筋膜は「第二の骨格」とも言われ、体を正しく動かすために、柔軟である必要があります。
筋膜リリースをおろそかにすると、柔軟性が悪くなり、スポーツでのパフォーマンス低下にも繋がってしまいます。
筋膜リリースの4つの効果
筋膜リリースの効果として、4つの事が挙げられます。
筋力の向上と柔軟性の回復
筋膜リリースをする事で体のコリや痛みが軽減し、柔軟性が回復します。
継続して行うことでコリにくい体になり、運動のパフォーマンスアップ、筋力アップに繋がるというわけです。
しっかり動ける体になる
筋膜リリースで筋膜のねじれが治ってくると、筋肉や筋繊維の中にある筋内膜の柔らかさが回復します。
筋肉に本来の力が戻り、しっかり動ける体になります。
筋膜がほぐれる
姿勢が悪い生活が続くと、筋膜が寄り集まり、ねじれが生じてしまいます。
筋膜リリースでゆっくり体をほぐしてあげることで、筋膜のねじれを治していくことができます。
疲労回復
筋膜リリースで柔軟性を取り戻すことによ、疲労物質が排出され回復に繋がります。
筋膜リリースをおすすめできない人
パフォーマンスアップなど様々な効果がある筋膜リリースですが、中にはおすすめできない方もいます。
該当者がこちらになります。
- 骨粗しょう症の方
- 糖尿病の方
- 高血圧の方
- 妊娠中の方
- 体調が悪い方
筋膜リリースは骨や血管に圧をかけるので、該当する方は行わないようにしましょう。
グリッドフォームローラーの使い方
グリットフォームローラーはセルフで筋膜リリースができるアイテムです。
使い方としては、主に疲労が気になる部位にローラーを転がすだけです。
各部位ごとの使い方や効果について説明していきます。
ふくらはぎの筋膜リリース
- 足を伸ばした状態で床に座り、手をお尻の横に置く。
- 片方のふくらはぎの下にローラーを置く。
- かかとからふくらはぎにかけてゆっくりローラーを前後に転がしていく。
- 反対の足も同じ様に行う。
ふくらはぎの筋膜リリースは、むくみや足先の冷え性の改善の効果があります。
お尻の筋膜リリース
- 床に片方の肘を付けた状態で横向きに寝転がる。
- お尻の下にローラーを乗せ、前後にゆっくり転がす。
- 反対の足も同じ様に行う。
お尻の筋膜リリースは、腰痛改善やヒップアップの効果があります。
背中の筋膜リリース
- 体操座りで床に寝転がり、背中の真ん中の下にローラーを置く。
- 肩甲骨の下から上あたりを前後にゆっくり転がす。
背中の筋膜リリースは、肩こりの解消や猫背の改善の効果があります。
脇の筋膜リリース
- 床に横向きに寝転がり、脇の下にローラーを置く。
- 脇の下を前後にゆっくり転がす。
脇の筋膜リリースは、リンパや血液の流れの改善、手先の冷え性の改善の効果があります。
グリッドフォームローラー使用上の注意点
- 痛みがひどい場合は無理して続けないこと
- ゆっくりローラーを転がすこと
- 筋肉の緊張してることを感じながら行うこと
- 勢いよく転がさないこと
この4つを注意して行って下さい。
最後に
筋膜リリースを行うことによって、身体のコリをほぐしたり、運動のパフォーマンスアップや体質改善に繋がります。
グリッドフォームローラーであれば、どなたでも簡単に、かつ効果的に筋膜リリースを行うことができます。
しかし、使い方を誤ってしまうとケガに繋がってしまうので使用法はしっかり調べてから行いましょう。
1日数分転がるだけで、身体のケアにつながるので、是非試してみてください!