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最近、筋膜リリースという言葉をテレビや雑誌でもよく耳にします。
筋膜リリースとはいったい何なのか?
今回は、今話題筋膜リリースについて、効果やストレッチとの違い、やり方ついて解説していきます。
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筋膜とは?
筋膜とは、筋肉を包み込んでいる膜のことをいいます。
オレンジの薄皮をイメージするとわかりやすく、厚い皮が皮膚、果肉が筋肉で、真ん中にある薄皮が筋膜に該当します。
筋繊維1本1本の中にまで入り込んでおり、筋肉だけではなく内臓の膜とも繋がっています。
筋膜はボディスーツのような役割を果たし、
「体のかたちは筋膜がつくる」
と言われるほど、全身に大きな影響をもたらします。
筋膜リリースの驚きの効果とは?
もともとは、リハビリや治療の方法のひとつです。
腰痛や肩こりの原因となる筋膜の「しこり」や「ねじれ」を押し伸ばし、改善することが目的です。
「しこり」や「ねじれ」のない元の正しい状態に戻すことで、血流もよくなり、痛みも解消されます。
効果①下っ腹をすっきりさせる
筋膜は全身をおおうボディスーツのようなものです。
筋膜リリースを行うことで、体型の崩れが改善されます。
すると、それにより内臓下垂も解消されます。
ぽっこりした下っ腹や便秘にも良い効果があります。
効果②血流を良くする
筋膜のねじれによりつぶれた毛細血管が筋膜リリースで元に戻ると、体中に一気に血液が流れだします。
血液の流れが良くなる事でリンパの流れがよくなり、冷え・むくみなどが改善します。
効果③自律神経のバランスが整い、不眠やストレスも改善
筋膜リリースにより、緊張状態の体がリラックスすることで自律神経のバランスが整い、免疫力もアップ。
全身が好循環するので、不眠なども解消にも良いです。
効果④運動パフォーマンスもアップ
筋肉や体を十分使えるようになるためにも、定期的に筋膜リリースを心がけてみましょう。
筋膜のねじれが取れ、体が伸びやかになることを感じられるはずです。
姿勢も良くなり、筋肉の動きもよくなるとよりパフォーマンスを上げることも期待できます。
ストレッチと筋膜リリースの違いとは?
簡潔に説明すると、それは対象が「筋肉」なのか「筋膜」なのかの違いです。
- ストレッチ=筋肉
- 筋膜リリース=筋膜
ということになります。
ストレッチは筋肉の柔軟性を高めて可動域を大きくすることが出来ます。
筋膜リリースは広い面での圧迫を加え、押しのばしコリをほぐします。
筋膜は複雑に張り巡らされていて、横や斜め方向のしこりやねじれも多くあります
ストレッチでも筋膜をのばすことはできますが、縦方向の筋膜に対してのみ効果があります。
横や斜めに伸ばすには、点ではなく面であらゆる方向に圧をかけることが大切になってきます。
ストレッチポールを使った簡単筋膜リリース
ふくらはぎの筋膜リリース
太ももの裏の筋膜リリース
座った状態で手を後ろにつきます。
片方のふとももの下に筋膜ローラーを置きます。
お尻を浮かせて前後に転がします。
左右入れ替え行いましょう。
ふとももの裏側の筋肉を意識しましょう。
太ももの前(大腿四頭筋)の筋膜リリース
- うつ伏せの体勢で両肘をついて体を支えます。
- 筋膜ローラーを片側の太ももの下に置きます。
- 床と平行の姿勢を保った状態で太ももを前後に動かします。
足を前後に動かすだけでなく、筋膜ローラーに乗せた足をゆっくりと90度折り曲げても効果的です。
背中の上部僧帽筋の筋膜リリース
- 寝ころんで腹筋の体勢をとります。
- 肩甲骨の下あたりに筋膜ローラーを置いきます。
- お尻を浮かせて前後に動かします。
- あまり首に近い位置にローラーがこないように気をつけましょう。
肩こりの要因ともなる僧帽筋の疲れをとります。
お尻の筋肉「大臀筋」の筋膜リリース
- 身体を横に向けて脚を伸ばします。
- ストレッチポールをお尻の横あたりに置いて片膝を立てます。
- お尻を前後に動かします。
痛みの出る方は、体重をあまりかけすぎないように、調整しながら行いましょう。
まとめ
今回は、筋膜リリースの効果とその方法と、ストレッチとの違いについて解説していきました。
筋膜リリースは体の動かしやすくし、可動域を高めることができます。
さらに、血行も改善され、代謝の向上やむくみの解消にもつながります。
継続して定期的に行うことで、様々な体の不調の改善が期待できます。
皆さんもぜひ試してみてください。