パーソナルトレーニングジムT-BALANCEです!脂肪を効率よく燃焼させるために知っておきたいのが、脂肪燃焼のメカニズムです。ダイエットを合理的に成功させるために、脂肪燃焼の過程をおさらいしておきましょう!
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脂肪燃焼のメカニズムとは!脂肪燃焼の過程で重要なのは筋肉より脂肪?
ダイエットの敵「白色脂肪細胞」とは?
体の大半の脂肪細胞を占めている、「白色脂肪細胞」。「WAT」とも呼ばれるこの細胞の働きは、「脂肪を貯め込むこと」です。この白色脂肪細胞が増大してしまうと、肥満になりやすくなります。白色脂肪細胞は言わば「ダイエットの敵」なのです。白色脂肪細胞は誰にでもあり、胎児の頃や乳児期、思春期に集中して作られ、一度作られると減ることはありません。成長過程において必ず作られるので、白色脂肪細胞があること自体は問題ではありません。問題なのは、白色脂肪細胞が余ったエネルギーを貯蓄して、結果として肥満を引き起こしてしまうことです。
脂肪なのにダイエットの味方?「褐色脂肪細胞」とは
「BAT」と呼ばれる「褐色脂肪細胞」は、人間の限られた部位にしか存在しない脂肪細胞です。主に肩甲骨周りの背中、胸、首周り、脇の下、心臓などに少量だけ存在しています。「脂肪細胞」という一見すると肥満に関わりそうな名前ですが、実は褐色脂肪細胞は脂肪をエネルギー熱に変換してくれる働きを持っているのです。「褐色脂肪細胞がたくさんあれば痩せられるのでは?」と思った方も多いかと思いますが、残念ながら褐色脂肪細胞は幼児期が最も多く、大人になるにつれて減少するものなのです。褐色脂肪細胞の働きが30%落ちると、体重が1年で7キロ増えるともいわれています。つまり、褐色脂肪細胞は量よりも質が大切といえます。
運動の時間は?脂肪を排出するには?脂肪燃焼の過程と運動のコツ

脂肪を「燃焼」させて排出するとはどういうこと?
私たちが無くしたいと思っている脂肪のほとんどは、過剰となったエネルギーが形を変えて白色脂肪細胞に蓄えられたものです。「脂肪を燃やして排出する」というのは、この貯蔵された脂肪を消費するということ。脂肪はいわば体内に貯めこんだ燃料のようなもの。どうすれば燃やすことができるのでしょうか?
脂肪は分解しないと燃焼されない!
蓄えられた脂肪は、そのままにしているだけでは消費することができません。各組織がエネルギーとして脂肪を利用するには、遊離脂肪酸という形に分解する必要があります。人は寒さなどの刺激を受けたり、運動をしてエネルギーを使ったりすると、交感神経の活動が活発になり、リパーゼという酵素が活性化されます。このリパーゼが、脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールに分解してくれるのです。遊離脂肪酸は余ると肝臓へ送られ、また脂肪に戻ってしまいます。
脂肪燃焼・排出するには筋肉を動かすこと!メカニズムと運動時間
エネルギーとして消費するには、やはり運動が重要になります。脂肪を燃やして排出するためには、1日20分以上の運動時間が必要とされています。脂肪燃焼の効果を出すには、適度な運動時間とともに適度な運動強度も必要です。また、一回の運動では影響がないので、数か月以上継続して運動することが必要になります。
脂肪燃焼のメカニズムを知って効率的に筋肉を動かそう
食事制限などで摂取カロリーを減らしても、脂肪は燃焼されないのです。体重が減っていたとしても、実は脂肪を燃やしてくれるはずの筋肉が減っていただけ……ということもあるので、注意しましょうね。運動で脂肪を分解させるスイッチを入れて、理想のスリムな身体を手に入れましょう!