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歳を取るにつれ、体力が落ちたり疲れがなかなか取れなかったりと、からだの衰えを実感する機会が増えてくるものです。
加齢によってからだが徐々に衰えてくるのは自然な現象であり、どんなに体力に自信のある人でも老化は避けられません。
とはいえ、同じ年齢でもすっかり老け込んでしまう人もいれば、周囲がびっくりするくらいエネルギッシュな人もいます。
つまり、「年をとること」と「老化」はイコールではないということです。
そこで今回は、老化予防のひとつのカギとなる「筋力トレーニング」に注目し、
トレーニングでどのような効果があるか?
また50代からのトレーニングは効果はあるのか?
その対策について解説していきます。
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50代がトレーニングを行った方が良い理由
「高齢になって体を動かすのは大変そう」
「運動をするとケガのもとになるのでは?」
こんな心配をされる方も多くいらっしゃいますね。
もちろん、このような心配も確かにあるのですが、50代含め高齢者の運動にはケガや体力の心配どころか
「①ケガをしにくくなる」「②体力がつき免疫力が向上する」「③生活習慣病予防」といったメリットもあるんですよ!
①速筋繊維を鍛えることによりケガがしにくくなる
筋肉は『速筋繊維』と『遅筋繊維』に分けられ、
速筋繊維:瞬発的な素早い動きを行うときに使われる。強いし力を発揮するがすぐ疲れてしまう
遅筋繊維:ゆったりとした動きを行う時に使われる。力は強くはないけれどあまり疲れない
という特徴があります。
加齢による筋力の減少は、速筋繊維がとても早く進行し、遅筋繊維はゆっくり減少していきます。
瞬発的な動きが年とともに苦手になるのは、この速筋線維の減少によるものです。
そのため、筋トレを定期的に行い「速筋線維」を鍛えていく事が生活面におけるケガのことを考えるとより重要です。
②免疫力UP、体力UPで疲れ知らずに!
20~60分ほど歩くだけで免疫力を高めることができるという研究結果があります。
免疫力を高めると、ウイルス感染に立ち向かう力を付けられるので、風邪やインフルエンザにもかかりにくい体作りができます。
もちろん免疫力を高めるためには、
- ストレスの無い生活を送ることや体を冷やさない
- 睡眠をきちんととる
- 栄養バランスの取れた食事をする
ことも大切ですが、適度な運動を日常的に取り入れることもとっても大切なのです。
男女問わず50歳を過ぎたあたりから疲れやすく、体調不良がおきやすいと言われております。
体力をつけ免疫力を上げることは非常に大事になってきますよね。
③トレーニングで生活習慣病予防も
適度な筋力トレーニングは生活習慣病などの病気の予防にも繋がります。
生活習慣病は50代を境に急増すると言われていますが、運動を行うことで、
- 血糖を消費し、肥満や糖尿病の予防
- 運動の負荷が心臓や血管を刺激し血圧がコントロールされ、高血圧や動脈硬化の予防
に繋がります。
50代からの筋力トレーニングは効果はあるのか?
25歳の人と55歳の人が同じ筋力トレーニング・エクササイズをした場合、同じように筋肉はつき、動きもよくなり、体力もつくと思いますか?
答えは「イエス」です。
アメリカの最新の研究結果によると
『力の回復、疲労物質の代謝に年齢による差はなかった』
ということが証明されております。
もちろん重量や回数などは、その人に合ったものにするのが大前提です。
いくら年をとったとしても、筋力トレーニングをすることによって体はしっかり変化します。
筋肉がつく、パワーがつく、体が柔らかくなる、動きがよくなる、などそれは若い人と比べても変わらないということです!
まとめ
50代から筋力トレーニングを行うことにあたって躊躇する点は一つもありません。
ケガをしにくくなることや体力がつき免疫力が向上する、生活習慣病予防にも効果的などメリットがたくさんあります。
また筋肉がつきづらいなどと言った意見もありますが、若年層との差は回復力・代謝ともに差はありません。
今から始める方は同じスタートラインであると言えますね。
ただ無理な運動や過度な運動は心身のストレスになってしまうこともあるため、逆に免疫力を低下させてしまうという調査結果もあります。
ストイックになりすぎず、心身に負担がかからない程度の運動を取り入れるようにしましょう。